建築学概論 ☆☆☆☆
建築学概論 |
監督: イ・ヨンジュ 脚本: イ・ヨンジュ, キム・ジヘ 出演: オム・テウン, イ・ジェフン, ハン・ガイン, ぺ・スジ 公開: 2012 Wikipedia |
大学1年のときスンミン(イ・ジェフン)は、「建築学概論」の講義を受けていたソヨン(ペ・スジ)に一目惚れする。二人は、講義の課題を一緒に取り組むうちに親しくなったが、その後、疎遠になってしまう。15年後、ソヨン(ハン・ガイン)は、建築士となったスンミン(オム・テウン)のもとに現れ、故郷チェジュ島の家の設計を依頼する...。
所感
昔と今のすれ違いの二人の関係が、ノスタルジックに描かれます。監督がもともと建築家であっただけに、"家"が舞台ツールとして使われます。韓国純愛モノのような劇的な展開はありませんが、若き日の想い出に浸れる素敵な作品です。
韓国での観客動員数は400万人を超えて、韓国の恋愛映画として歴代1位の興行記録を6年ぶりに塗り替えたという作品で、特に男性の支持を得たようです。なかなか告白できずにいた気持ちに共感できるのでしょう。分かります(笑)。
もう随分と昔のことになりますが、仕事でチェジュ島のロッテホテルに泊まったことがあります。ベルボーイならぬベルガールがチップを断るときの立居振舞や仕草が奥ゆかしく、可愛らしく。少女時代のソヨンを見ていたら、その時の女の子を思い出しました。売店の女の子も奥ゆかしかったので、昔の韓国女子の標準的な姿だったのかもしれませんね。今はどうなんでしょう。
2015/11/8